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2015年 06月 28日

ゴールドシップ悪夢の大出遅れで惨敗、宝塚記念はラブリーデイがGI初制覇

今日、阪神競馬場ではGIホース6頭が出走した、上半期を締めくくるドリームレース・宝塚記念(GI)が行われました。
レースは、川田将雅騎手騎乗の6番人気ラブリーデイが2番手追走から直線早めに抜け出すと、後方3番手から追い込んだ10番人気デニムアンドルビーの追撃をクビ差おさえて優勝しました。

☆宝塚記念結果
1着△ラブリーデイ    (川 田)2'14'4(良)
2着△デニムアンドルビー (浜 中)クビ
3着 ショウナンパンドラ (池 添)1 1/4
4着 トーホウジャッカル (酒 井)1/2
5着▲ヌーヴォレコルト  (岩 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ショウナンパンドラ B
  普通
2 トーセンスターダム B
  二人引き、普通
3 ネオブラックダイヤ B
  普通
4 アドマイヤスピカ  B
  普通
5 カレンミロティック B+
  落ち着いて力強い歩様
6 デニムアンドルビー B+
  落ち着いて力強い歩様
7 ワンアンドオンリー B+
  落ち着いて周回
8 ディアデラマドレ  B+
  落ち着いて周回
9 トウシンモンステラ B
  普通
10 オーシャンブルー  B
  普通
11 ヌーヴォレコルト  B+
  落ち着いて周回
12 レッドデイヴィス  B
  普通
13 ラキシス      B+
  落ち着いて力強い歩様
14 トーホウジャッカル B
  二人引き、普通
15 ゴールドシップ   B+
  二人引き、いつもどおり落ち着いて力強い歩様
16 ラブリーデイ    B+
  二人引き、落ち着いて周回

今年の宝塚記念は、前人未到の3連覇の期待が懸かったGI6勝馬&ファン投票1位・ゴールドシップが単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推されましたが、まさかの大出遅れでブービー15着に大敗。勝ったのは、今年急激に力をつけて重賞3勝を挙げていた上がり馬・ラブリーデイでした。

ラブリーデイのパドックは、2人引きでも落ち着いて力強い歩様で周回、中2週の疲れを感じさせない良い出来だったと思います。レースは、1000m通過62.5秒と超スローペースで逃げたレッドデイヴィスの直後2番手を追走、余力十分で直線に向いた時点で勝負あり。逃げ馬を交わして一気に差を広げ、デニムアンドルビー以下の追撃を完封しました。今年、中山金杯(GIII)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)を制し、メンバー中最多の重賞3勝を挙げた実力は本物でしたね。悲願の初GI制覇本当におめでとうございました!

2着は10番人気の伏兵デニムアンドルビーが大健闘。パドックは落ち着いて力強い歩様を見せ、良い雰囲気でしたが、レースは後方からメンバー中最速の上がり34.0秒の鬼脚を繰り出して勝ち馬に迫りました。スローペースで切れる持ち味を存分に発揮した素晴らしい走りを見せてくれました。

3着は11番人気のショウナンパンドラ。パドックは特に目立つ感じはなかったですが、落ち着いて周回していました。昨年の秋華賞(GI)優勝後は一息のレースが続いていましたが、今日は直線内を突いてロスのない競馬で上位に食い込んできました。好メンバー相手に良く頑張りました。

なお、圧倒的人気のゴールドシップは前述のとおりスタートの大出遅れが全て、競馬に参加することもできませんでした。またしても(今回は残念な意味で)やってくれましたねえ。力を全く出せずに終わり、本当に残念の一言です。

また、2番人気ラキシス、3番人気ヌーヴォレコルトの両牝馬はパドックの気配は上々に見えたのですが、前が止まらない展開に泣いた印象。いずれも人気に応えられなかったのは残念でした。
あと、個人的に驚いたのは菊花賞以来のトーホウジャッカル。4着に追い込んできた脚は見事なもので、今後に繋がるいい走りだったと思います。逆に同じ4歳のダービー馬ワンアンドオンリーは後方侭、全く見せ場なく終わり、こちらはいいところがありませんでした。

ラブリーデイ(撮影日2014年11月9日・アルゼンチン共和国杯)
父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)
2010年1月30日生 牡5 黒鹿毛 安平町・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
23戦7勝(2015年6月28日現在)
(重賞勝利)2015年宝塚記念(GI)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)、中山金杯(GIII)
ゴールドシップ悪夢の大出遅れで惨敗、宝塚記念はラブリーデイがGI初制覇 _b0015386_22181547.jpg


by Yuuichiro_K | 2015-06-28 22:18 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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