2015年 05月 10日
今日、東京競馬場では素晴らしい好天の下、3歳マイル王決定戦・NHKマイルC(GI・芝1600m)が行われました。 レースは、横山典弘騎手騎乗の3番人気クラリティスカイが、好位追走から直線脚を伸ばし、2番手から抜け出して懸命に粘る4番人気アルビアーノをゴール手前で捕らえ、1馬身差をつけて優勝しました。 ☆NHKマイルC結果 1着◎クラリティスカイ (横山典)1'33'5(良) 2着 アルビアーノ (柴 山)1 3着 ミュゼスルタン (柴田善)クビ 4着 アヴニールマルシェ (北村宏) 1 1/2 5着○グランシルク (戸 崎)クビ パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡) 1 アヴニールマルシェ C 落着きなし 2 グランシルク C 二人引き、落着きなし 3 クールホタルビ C 落着きなし 4 グァンチャーレ B 普通、首高い 5 タガノアザガル B 普通 6 レンイングランド C 二人引き、落着きなし 7 クラリティスカイ B+ パドックの外々を大きく周回 8 ナイトフォックス C 落着きなし 9 アルビアーノ B+ 二人引きでも落ち着いて堂々と周回 10 アルマワイオリ C 落着きなし 11 ヤマカツエース B+ やや首高も、落ち着いて力強い歩様 12 ミュゼスルタン B 普通、2人引き、首を小刻みに振るもまずまず落ち着いて周回 13 コスモナインボール B 普通 14 ヤングマンパワー C 二人引き、落着きなし 15 フミノムーン B 普通 16 ダノンメジャー B+ 落ち着いて力強い歩様 17 ニシノラッシュ B 普通 18 マテンロウハピネス B+ 二人引き、キビキビと元気一杯 今年のNHKマイルC(GI)は、トライアル・NZT(GII)で末脚切れたグランシルクが1番人気、新潟2歳S(GIII)の覇者で骨折休養明けを一叩きされたミュゼスルタンが2番人気、好時計決着の皐月賞で逃げて5着に好走したクラリティスカイが3番人気、デビューから3連勝中の牝馬アルビアーノが4番人気、好メンバーだった共同通信杯で2番人気に推されていたアヴニールマルシェが5番人気。この5頭が単勝10倍以下のオッズとなり混戦模様でしたが、その上位人気馬が掲示板を独占、勝ったのは東京マイルの2歳レコードホルダー・クラリティスカイでした。 クラリティスカイのパドックは、いつもどおり落ち着いて堂々と周回、相変わらず良く見せていました。レースはレンイングランドが1000m通過59.3秒とスローペースで逃げたため、好位追走も馬が行きたがって抑えるのに苦労する場面もありました。それでも直線は末脚を伸ばし、先に抜け出したアルビアーノをきっちり捕らえたのは流石でした。クラリティスカイは、2歳時に同舞台のいちょうSを優勝していますが、同じようなレース運びで勝った感じがします。奇しくも勝ち時計はいちょうSと同タイムでしたね。 2着は、4番人気の牝馬アルビアーノ。パドックは初めて見ましたが、2人引きでも堂々と周回。昨日の予想では無印でしたが、馬券を買ってしまうほどの良い雰囲気でした。レースは初めて2番手に控える競馬でしたが、きっちり折り合って直線早めに抜け出し、いったんは完全に抜け出したのですが、惜しくもゴール目前で捕まってしまいました。敗れたとはいえ、力を出し切った素晴らしい走りを見せてくれたと思います。 アルビアーノ 父Harlan's Holiday 母Antics(母の父Unbridled) 2012年2月6日生 牝3 美浦・木村哲也厩舎 4戦3勝(2015年5月10日現在) 3着は、2番人気のミュゼスルタン。パドックは二人引きでも落ち着いて周回していました。レースは、前残りの展開の中、後方からメンバー中最速タイの33.8秒で伸びてきました。骨折長期休養の叩き2戦目でしたが、良く立て直しましたね、頑張ったと思います。 ミュゼスルタン 父キングカメハメハ 母アスクデピュティ(母の父フレンチデピュティ) 2012年4月3日生 牡3 美浦・大江原哲厩舎 4戦2勝(2015年5月10日現在) なお、1番人気のグランシルク(5着)、5番人気アヴニールマルシェ(4着)は、共にパドックであまり落着きがなく良く見えなかったのですが、しっかり上位に入線したのは流石でした。 それでは、最後に見事優勝したクラリティスカイ君を掲載します。 パドックは、いつも良く見せる馬ですが、今日も落ち着いて堂々と周回していました。 鞍上の横山典弘騎手は、このレース1999年シンボリインディ以来2度目の制覇。先週の天皇賞に続く2週連続Vはお見事でした。なお、レース後のインタビューでは「ペースが遅かったので4コーナー手前では我慢するのに一苦労でした。レコード勝ちもしていますし、具合だけよければと思っていた。弥生賞、皐月賞とデキに関していまひとつピンと来ませんでしたが、スタッフの皆さんがしっかりと仕上げてくれました。返し馬の感じから、真っ向勝負に出られると思いました。状態だけよければと思っていたので、スタッフと馬に感謝したいです。」とコメントしていました。 ウイニングラン中のクラリティスカイ&横山典弘騎手です。なお、友道康夫厩舎は、NHKマイルC初制覇となりました。 クラリティスカイの父クロフネは2001年NHKマイルCの優勝馬、レース史上初の親子制覇達成となりました。なお、祖母タイキダイヤの兄タイキフォーチュンは第1回NHKマイルC優勝馬。両親ともNHKマイルCゆかりの血統馬でした。 クラリティスカイは、いちょうSで初めて見た時から一目惚れした馬で、いちょうS、朝日杯FS、(そして今日も)馬券でお世話になった思い入れのある馬なので、GI制覇は個人的にとても嬉しいです。初GI制覇本当におめでとうございました! クラリティスカイ 父クロフネ 母タイキクラリティ(母の父スペシャルウィーク) 2012年3月7日生 牡3 鹿毛 新冠・パカパカファーム生産 栗東・友道康夫厩舎 8戦3勝(2015年5月10日現在) (重賞勝利)2015年NHKマイルC(GI)、2014年いちょうS
by Yuuichiro_K
| 2015-05-10 23:16
| 15年GI優勝馬写真
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