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2015年 04月 12日

桜花賞は、レッツゴードンキが鮮やかに逃げ切り、初重賞制覇をGIで飾る

今日、阪神競馬場で行われた牝馬クラシック第一弾・桜花賞(GI、3歳牝・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の5番人気レッツゴードンキが、先頭を奪って逃げると直線も脚色衰えず、2着クルミナルに4馬身差をつけて優勝しました。

☆桜花賞結果
1着△レッツゴードンキ (岩 田)1'36'0(良)
2着 クルミナル    (池 添)4
3着 コンテッサトゥーレ(C.ルメール)3/4
4着▲クイーンズリング (M.デムーロ)ハナ
5着 ノットフォーマル ( 黛 )1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 コンテッサトゥーレ B
  軽く首を振る仕草、普通
2 ムーンエクスプレス B
  お腹が巻き上がって見える
3 ノットフォーマル  B
  普通
4 トーセンラーク   B
  二人引き、普通
5 ペルフィカ     B
  やや首高い、普通
6 レッツゴードンキ  B+
  いつになく大変落ち着いて周回
7 クルミナル     B
  二人引き、普通
8 ルージュバック   B+
  二人引き、力強い歩様
9 アンドリエッテ   B+
  馬体を大きく見せ力強い歩様
10 アースライズ    C
  落着きなし
11 キャットコイン   C
  落着きなし、お腹も巻き上がって見える
12 ローデッド     C
  落着きなし
13 クイーンズリング  B
  二人引き、やや落ち着きを欠く
14 テンダリーヴォイス B
  普通
15 ココロノアイ    B+
  二人引き、踏み込み力強い
16 メイショウメイゲツ C
  落着きなし
17 レオパルディナ   B
  二人引き、普通
18 クールホタルビ   B
  二人引き、首高い、普通

今年の桜花賞は、無敗馬が3頭(キャットコイン、クイーンズリング、ルージュバック)出走。阪神JFの覇者ショウナンアデラの故障、フラワーC馬アルビアーノの回避は残念でしたが、素晴らしいメンバーが揃った注目の一戦となりました。
なかでも、前走きさらぎ賞を牝馬として51年振りに優勝、牡馬相手に強い競馬を見せていたデビュー3連勝中のルージュバックが単勝1.6倍の圧倒的人気を集めましたが、よもやの9着に大敗。勝ったのは、これまで重賞で惜敗が続いていた5番人気レッツゴードンキでした。

レッツゴードンキのパドックは、以前アルテミスS(GIII)で見た時と比べ、はるかに落ち着きがあり、歩様も力強く初めて良く見えました。レースは押し出されるように先頭に立つと、1000m通過63.5秒の超スローペースでコースロスなく馬場の内を軽快に逃げ、余力十分で直線に向いた時点で勝負は決まり。ラスト3ハロン33.9秒の末脚を繰り出して後続に影も踏ませない4馬身差の圧勝となりました。鞍上の岩田騎手の好判断、好騎乗が光りました。これまでの惜敗続きの鬱憤を晴らす見事な走りを見せてくれました。

2着は7番人気のクルミナル。パドックは普通に落ち着いて周回していました。前走チューリップ賞は1番人気を裏切ってしまいましたが、敗因は不良馬場だったのでしょうね。今日は後方追走から上がり33.4秒の末脚を繰り出しました。

3着は8番人気のコンテッサトゥーレ。今日のパドックは落着きがなかったチューリップ賞と比べ落着きがあり前走より良く見せていました。レースは好位追走も4コーナーでは中団まで下がる場面がありながら直線良く差をつめてきました。2・3着馬は桜花賞で大変相性の良いディープインパクト産駒、人気はなくても相変わらずの破壊力を見せつけてくれました。

なお、圧倒的1番人気のルージュバックは、パドックの気配は上々に見えたのですが、レースは超スローペースの流れの中、馬群にもまれて後方のまま動くに動けず全く競馬ができなかった印象で、力を出せないまま終わりました。
2番人気ココロノアイもパドックは良い気配に見えたのですが、ルージュバックを意識したレース運びだったせいか、こちらも後方から脚を余した感じで10着。3番人気の無敗馬クイーンズリングは前走大幅に減った馬体重から更に2キロ減は誤算だったのかもしれません。中団から追い上げるも4着が精一杯でした。もう1頭の無敗馬キャットコインはパドックでイレ込んで良く見えませんでしたが、案の定力を出しきれず。人気馬は総じて力を出し切れなかったのは残念でした。

レッツゴードンキ(撮影日2014年11月1日・アルテミスS)
父キングカメハメハ 母マルトク(母の父マーベラスサンデー)
2012年4月6日生 牝3 栗毛 平取町・清水牧場生産 栗東・梅田智之厩舎
6戦2勝(2015年4月12日現在)
(重賞勝利)2015年桜花賞(GI)
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by Yuuichiro_K | 2015-04-12 22:20 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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