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2014年 04月 01日

黄金世代の名中距離馬・1990年天皇賞馬ヤエノムテキが死亡

大変残念なニュースです。1990年天皇賞・秋(GI)、1988年皐月賞(GI)優勝馬・ヤエノムテキが、先月28日、繋養されていた浦河町・日高スタリオンステーションで腸閉塞のため亡くなりました。29歳の大往生でした。

ヤエノムテキは、オグリキャップ、スーパークリーク、サッカーボーイ、サクラチヨノオーらと同期の黄金世代の1頭。デビューは明け3歳の2月と遅かったですが、見事優勝。4戦目の東京競馬場で行われた皐月賞(GI)を9番人気の低評価を覆して初重賞制覇を見事GIで飾りました。その後、日本ダービー(GI)でサクラチヨノオーの4着、菊花賞でスーパークリークの10着と距離延長に泣いたことから、古馬になってからは主に中距離路線を中心に活躍。そして、1990年天皇賞・秋(GI)でオグリキャップらを相手に1'58'2のレコードタイムで優勝、皐月賞を勝った思い出の東京2000mで再び頂点に立ちました。なお、種牡馬としては活躍馬を出すことはできなかったのは残念でした。

オグリキャップのライバルだった馬達はほとんどこの世を去ってしまいましたが、ついにヤエノムテキも天に召されてしまいました。栗毛の美しい馬体、引退レースの有馬記念で放馬したように激しい気性も印象深い馬でした。さようなら、ヤエノムテキ、どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

ヤエノムテキ(撮影日1990年10月28日・天皇賞・秋)
父ヤマニンスキー 母ツルミスター(母の父イエローゴッド)
1985年4月11日生 牡29 栗毛 浦河・宮村牧場生産 栗東・荻野光男厩舎
(通算成績)23戦8勝
(重賞勝利)1990年天皇賞・秋(GI)、1988年皐月賞(GI)、1989年大阪杯(GII)、1988年鳴尾記念(GII)、京都新聞杯(GII)
黄金世代の名中距離馬・1990年天皇賞馬ヤエノムテキが死亡_b0015386_22152188.jpg


by Yuuichiro_K | 2014-04-01 22:15 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)


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