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2012年 12月 02日

ジャパンCダートは、ニホンピロアワーズ&酒井学が悲願の初GI制覇!

今日、阪神競馬場では、秋の中距離ダート王決定戦・ジャパンCダート(GI、3歳上・ダート1800m)が行われました。レースは、酒井学騎手騎乗の6番人気ニホンピロアワーズが、好位追走から楽な手ごたえで直線に向くと、一気に後続を突き離して独走、3番人気のワンダーアキュートに3 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆ジャパンCダート結果
1着 ニホンピロアワーズ (酒井学)1'48'8(良)
2着▲ワンダーアキュート (和 田)3 1/2
3着 ホッコータルマエ  ( 幸 )1/2
4着◎ローマンレジェンド (デムーロ )2
5着 グレープブランデー (ルメール )1/2

今年のジャパンCダートは海外からの参戦はなく、このレースのかつての覇者(2011年、2010年優勝馬トランセンド、2009年優勝馬エスポワールシチー)と前哨戦を快勝してきた上がり馬(みやこS優勝馬ローマンレジェンド、武蔵野S優勝馬イジゲン)との新旧対決に注目が集まりました。

しかし、勝ったのは、これまで地方交流重賞を3勝を挙げながらもJRA重賞では未勝利だった伏兵・ニホンピロアワーズでした。

ニホンピロアワーズのパドックは、大変落ち着いて周回しており、雰囲気はなかなか良かったと思います。レースはハイペースで逃げたエスポワールシチーを追って4番手からの競馬。楽な手ごたえで持ったまま4角を回り、なんと残り200mまで追うのを待つほどの余裕ある走り。追い出してからは後続を一気に突き放す実に強い競馬でした。

前走みやこSでは、今日1番人気のローマンレジェンドより1キロ重い斤量を背負って首差の2着。それなのに単勝19.9倍はなめられすぎでした。また自分の予想で無印にしてしまったことを彼には謝りたいと思います。

そして、なんといっても嬉しかったのは、鞍上の酒井学騎手がデビュー15年目、管理する大橋勇樹厩舎も開業10年目で初のGI制覇ということで、人馬とも本当におめでとうございました!

なお、1番人気のローマンレジェンドと3番人気のワンダーアキュートは、パドックで落着きがなくあまり良く見えませんでした。しかし、ワンダーアキュートは昨年に続く2着に健闘。JBCクラシック圧勝からプラス21キロでも太目感はなかったとはいえ良く走りました。しかし、ローマンレジェンドはいつもの行き脚がつかず、直線も伸びを欠き4着と人気を裏切ってしまいました。前走がかなりきつい競馬だったので疲れがあったのかもしれません。

また、3連覇を狙ったトランセンドは、なんと最下位16着に大敗。パドックの気配は全盛期に比べると平凡な印象で、もう中央GIは厳しいと思いました。2番人気のエスポワールシチーは、キビキビとした動きで彼なりに元気な状態でしたが、レースは積極的に逃げたものの直線早々と一杯になり10着に完敗。こちらも中央GIのスピード勝負は厳しく世代交代ということでしょう。また、4番人気のイジゲン(15着)は、大きく出遅れてレースにならず、全くいいところなかったのも残念でした。


ニホンピロアワーズ
父ホワイトマズル 母ニホンピロルピナス(母の父アドマイヤベガ)
2007年5月3日生 牡5 青鹿毛 新ひだか町・片岡牧場生産 栗東・大橋勇樹厩舎
22戦10勝(2012年12月2日現在)
(重賞勝利)2012年ジャパンCダート(GI)、2011年名古屋グランプリ(JpnII)、2012年名古屋大賞典(JpnIII)、白山大賞典(JpnIII)、

by Yuuichiro_K | 2012-12-02 22:30 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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