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2011年 11月 03日

新砂の女王!レコード決着!世紀の一騎打ち!歴史に残るJBCデー!

今日、大井競馬場では史上初めて1日で重賞が3レース行われるJBC競争(レディスクラシック、スプリント、クラシック)が開催され、歴史的対決(JBCクラシックでトランセンドVSスマートファルコン)も実現とあって大いに盛り上がりました。

第9Rに行われた第1回レディスクラシック(新設重賞、3歳上牝馬・ダート1800m)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ミラクルレジェンドが、1番人気のラヴェリータとの一騎打ちを制し、3/4馬身差をつけて優勝しました。

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記念すべき第1回レディスクラシック、スタートの瞬間です

☆JBCレディスクラシック結果
1着 ミラクルレジェンド(岩 田)1'49'6(良)コースレコード
2着 ラヴェリータ   (武 豊)3/4
3着 カラフルデイズ  (福 永)7
4着 パールシャドウ  (横山典)アタマ
5着 ウェディングフジコ(吉田豊)3/4

9月に行われた前哨戦のレディスプレリュードで1・2着したミラクルレジェンドとラヴェリータの再戦が注目された一戦は、斤量が1キロ軽くなったラヴェリータが1番人気に推されましたが、ラヴェリータをぴったりマークしたミラクルレジェンドが直線きっちり捕らえて今回も先着、見事第1回砂の女王に輝きました。

パドックは、やはり人気になった2頭が落ち着き十分で大変良く見えました。実際、レースは2頭の一騎打ちとなり3着以下を大きく突き放しました。なお、勝ち時計は1980年カツアールが記録した1'49'9のレコードを31年振りに更新する素晴らしい内容の勝利でした。

ミラクルレジェンド
父フジキセキ 母パーソナルレジェンド(母の父Awesome Again)
2007年2月17日生 牝4 栗毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・藤原英昭厩舎
15戦8勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年JBCレディスクラシック、レディスプレリュード、2010年レパードS、クイーン賞(JpnIII)
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続けて行われた第11回JBCスプリント(JpnI、3歳上・ダート1200m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気スーニが、直線外から追いこんで、先行して抜け出した2番人気セイクリムズンに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆JBCスプリント結果
1着 スーニ      (川 田)1'10'1コースレコード
2着 セイクリムズン  ( 幸 )1 1/4
3着 ダッシャーゴーゴー(横山典)アタマ
4着 ラブミーチャン  (濱 中)クビ
5着 セレスハント   (福 永)1

今年のJBCスプリントは、一昨年の覇者スーニ、昨年の覇者サマーウインド、スプリンターズSから転戦してきたダッシャーゴーゴー、重賞3勝のセイクリムズン、東京スプリントの覇者セレスハントが単勝10倍以下に推され混戦が予想されていました。はたしてレースは大激戦となりましたが、最後は後方5番手から大外を豪快に伸びた、スーニが一気に突き抜け、見事重賞3連勝で一昨年のJBCスプリント以来となる嬉しい3度目のJpnI制覇を飾りました。

今日のパドックは、大変落ち着いて堂々と周回しており素晴らしいデキだったと思います。以前は激しくイレ込むタイプでしたから、気性の成長を感じました。なお、勝ち時計の1'10'1は、1980年カオルダケが記録した1'10'2のレコードを31年振りに更新する素晴らしい内容でした。一頃はスランプで1年以上勝てなかった時期もありましたが、今年見事に復活しましたね。おめでとうございました!

スーニ
父Soto 母Enabru(母の父Roanoke)
2006年2月10日生 牡5 鹿毛 アメリカ・Highclere Inc.生産 栗東・吉田直弘厩舎
31戦11勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年・2009年JBCスプリント(JpnI)、2008年全日本2歳優駿(JpnI)、2011年東京盃(JpnII)、2008年兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)、2011年サマーチャンピオン(JpnIII)、2010年黒船賞(JpnIII)、東京スプリント(JpnIII)
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そして、メインレースの第11回JBCクラシック(JpnI、3歳上・ダート2000m)は、待ちに待った世紀の対決が実現しました。昨年のJBCクラシックから重賞6連勝中で、武豊騎手いわく「砂のサイレンススズカ」とまで言わしめたダート2000m日本レコードホルダー・スマートファルコンと、昨年のジャパンCダート(GI)、今年のフェブラリーS(GI)と南部杯(JpnI)を制し、ドバイワールドC(首GI)では世界の2着となったトランセンド。どちらも強力な逃げ馬ということで、非常に興味深い一戦となりました。

レースは期待どおりの見事な一騎打ちとなり、スマートファルコンがハイペースで快調に飛ばすと、そのまま逃げ切って見事JBCクラシック連覇、重賞7連勝を飾りました。

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スピードの次元が違う2頭の見事な一騎打ち。スタートからゴールまで、最後までこの2頭の競馬でした。

☆JBCクラシック結果
1着 スマートファルコン(武 豊)2'02'1(良)
2着 トランセンド   (藤 田)1
3着 シビルウォー   (吉田豊)3 1/2
4着 グランシュヴァリエ(本 橋)大
5着 テラザクラウド  (今 野)クビ

2番手で追いかけたトランセンドは最後懸命に差をつめたものの1馬身及ばず2着でした。しかし、これまで本格化してから全く相手を寄せ付けない圧倒的な逃げで大差勝ちを続けてきたスマートファルコンにこれだけ迫ったのですから、トランセンドもやはり強かったです。敗れたとはいえ、素晴らしい走りを見せてくれました。

トランセンド
父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)
2006年3月9日生 牡5 栗東・安田隆行厩舎
18戦9勝(2011年11月3日現在)
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それでは、最後に見事世紀の対決を制したスマートファルコンを掲載します。

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今日のパドックは、いつになく大変落ち着きがあって本当に素晴らしいデキに感じました。

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鞍上の武豊騎手は、JBCクラシック5連覇の偉業を達成。レース後のインタビューでは、「強い馬が一頭いましたが、(逃げに)迷いはありませんでした。来年ドバイに行きたい。」と語っていました。

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世紀の対決を制したスマートファルコン、今後は世界相手の活躍を期待したいです。JBCクラシック連覇、本当におめでとうございました!


スマートファルコン
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
2005年4月4日生 牡6 栗毛 静内・岡田スタッド生産 栗東・小崎憲厩舎
31戦21勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年帝王賞(JpnI)、2011年・2010年JBCクラシック(JpnI)、2010年東京大賞典(JpnI)、2011年日本テレビ盃(JpnII)、ダイオライト記念(JpnII)、2009年ブリーダーズゴールドC(JpnII)、2010年、2008年彩の国浦和記念(JpnII)、兵庫ゴールドT(JpnII)、2010年、2009年かきつばた記念(JpnIII)、さきたま杯(JpnIII)、2009年佐賀記念(JpnIII)、名古屋大賞典(JpnIII)、2008年白山大賞典(GIII)

by Yuuichiro_K | 2011-11-03 23:59 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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