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愛しのサラブレッド写真館 

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2011年 05月 29日

不良馬場でも抜群の切れ味!日本ダービーは、オルフェーヴルが1番人気に応え堂々二冠達成!

今日、東京競馬場では季節はずれの台風の影響で強い雨が降り続く生憎の天候の下、2008年生まれ7458頭のサラブレッドの頂点を決める競馬の祭典・日本ダービー(GI、3歳・芝2400m)が行われました。

レースは、池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴルが、後方5番手追走から直線馬群を割って鋭く伸び、同じく後方から外を伸びた10番人気ウインバリアシオンに1 3/4馬身差をつけて快勝しました。

☆日本ダービー結果
1着◎オルフェーヴル  (池 添)2'30'5(不)
2着 ウインバリアシオン(安藤勝)1 3/4
3着△ベルシャザール  (後 藤)7
4着△ナカヤマナイト  (柴田善)クビ
5着 クレスコグランド (浜 中)アタマ

クラシック第1弾皐月賞(GI)を制し、1番人気に推されたオルフェーヴルが、不良馬場をものともせず皐月賞同様、鋭い決め手を繰り出して、堂々史上22頭目の二冠馬に輝きました。パドックは、皐月賞同様落ち着いてパドックの外目を堂々と周回しており、素晴らしいデキでした。レースは、オールアズワンが1000m通過62.4秒と離して逃げていましたが、池添騎手とオルフェーヴルは慌てず騒がず後方5番手をきっちり折り合って追走すると、直線で前が狭くなる場面もありましたが、ライバルのサダムパテックとナカヤマナイトの間をこじ開けると、抜群の瞬発力であっという間に後続を突き放す、本当に強い競馬を見せてくれました。三冠の夢が広がる見事な勝利でした!

2着はダービートライアル・青葉賞(GII)の覇者ウインバリアシオンが10番人気の低評価を覆す好走を見せてくれました。パドックは、青葉賞同様落ち着いてゆったりと周回しており、デキは良かったと思います。不良馬場で青葉賞のような後方一気は難しいだろうと予想で軽視してしまったのは彼に謝りたいですね。3着には7馬身差もつけており、この不良馬場では上位2頭の力が抜けていたといえるでしょう。

ウインバリアシオン
父ハーツクライ 母スーパーバレリーナ(母の父Storm Bird)
2008年4月10日生 牡3 栗東・松永昌博厩舎
7戦3勝(2011年5月29日現在)
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3着は、2着から大きく離されたものの8番人気ベルシャザールが健闘しました。皐月賞は3番人気を裏切って11着に敗れていましたが、パドックは相変わらず見映え良く、力強い歩様を見せており、減っていた体重も戻って(プラス16キロ)きっちり仕上がっていたと思います。レースは好位追走からスムーズな競馬ができたと思いますが、今日のところは勝ち馬に完敗でしたね。

ベルシャザール
父キングカメハメハ 母マルカキャンディ(母の父サンデーサイレンス)
2008年4月25日生 牡3 栗東・松田国英厩舎
7戦2勝(2011年5月29日現在)
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なお、2番人気のサダムパテック(7着)、3番人気のデボネア(12着)は、共にパドックの気配は、皐月賞時と遜色ないデキに見えました。ただ、共に切れ味が武器の馬だけに不良馬場に泣かされた印象です。また、サダムパテックは懸念されたとおり距離延長もマイナスだったかもしれません。4番人気ナカヤマナイト(4着)は、パドックでちょっとテンションが高く見えましたが、レースでは精一杯力を出してくれたと思います。

それでは、最後に見事優勝したオルフェーヴル君を掲載します。

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パドックは、以前のようなテンションの高い素振りを見せず、皐月賞同様落ち着いて周回していました。

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鞍上の池添騎手は緊張した表情を見せていましたが、レースでは完璧にオルフェーヴルを栄光のゴールへエスコートしましたね。プレッシャーに打ち勝って、本当に見事な騎乗を見せてくれました。

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池江泰寿調教師は、42歳4カ月17日でのダービー勝利でグレード制導入後、最年少ダービー優勝調教師に輝きました。また、父池江泰郎元調教師(2005年ディープインパクトでダービーを勝利)に次ぐ親子ダービー勝利で、松山吉三郎・康久親子以来となる史上2組目の快挙となりました。

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父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンという純内国産馬ということで、個人的に思い入れが強く応援したくなる血統です。この強さならディープインパクト以来の三冠制覇も夢ではないでしょう。今日は本当におめでとうございました!

オルフェーヴル
父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)
2008年5月14日生 牡3 栗毛 (有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
8戦4勝(2011年5月29日現在)
(重賞勝利)2011年日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)、スプリングS(GII) 

by Yuuichiro_K | 2011-05-29 21:40 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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