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2011年 05月 28日

目黒記念は、最軽量の8歳馬キングトップガンが、嬉しい初重賞制覇

今日、東京競馬場では、しとしとと降り続ける雨の中、伝統のハンデ戦・目黒記念(GII・3歳上ハンデ・芝2500m)が行われました。
レースは、横山典弘騎手騎乗の7番人気キングトップガンが、2番手追走から直線早め先頭に立って抜け出すと、好位4番手から追い上げた1番人気ハートビートソングの追撃をクビ差抑えて優勝しました。

☆目黒記念結果
1着 キングトップガン (横山典)2'32'5(稍)
2着 ハートビートソング(秋 山)クビ
3着 ヤングアットハート(後 藤)1/2
4着 トレイルブレイザー(安藤勝)クビ
5着 マカニビスティー (北村宏)ハナ

2008年4月にオープン入りしてから約3年間未勝利だった8歳の古豪キングトップガンが、オープンクラスでの初勝利を見事重賞制覇で飾りました。パドックは、眼光鋭く、動きもキビキビと元気一杯で大変素晴らしいデキだったと思います。勝因は、そのデキの良さと51キロの軽量に恵まれたことはもちろんのこと、なんといってもこれまで差し、追い込みの競馬をしてきた彼を2番手から競馬をさせた鞍上の横山典弘騎手の好判断が光りました。

2着は好位4番手から直線伸びた1番人気のハートビートソング。正攻法の競馬で直線も良く追い上げたのですが、あと一歩届きませんでした。パドックは落ち着いて大変良く見せていました。彼は昨年の青葉賞(GII)でペルーサ、トゥザグローリーに次ぐ3着に好走したこともあり、初の古馬重賞挑戦でしたが堂々のレース振りでした。まだキャリアも浅い馬ですし、これなら重賞制覇も近いと思います。

ハートビートソング
父ゼンノロブロイ 母フィーリグルービー(母の父トニービン)
2007年4月17日生 牡4 栗東・平田修厩舎
8戦4勝(2011年5月28日現在)
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3着は後方5番手から良く追い込んだ6番人気ヤングアットハートが健闘しました。彼は、重賞3勝のシンゲンの弟という良血馬。兄に似て、パドックではちょっとうるさいところを見せていましたが、前走の新潟大賞典(GIII)4着に続き重賞で好走しましたね。彼もまだ4歳馬、こちらも今後の活躍が楽しみです。

ヤングアットハート
父フレンチデピュティ 母ニフティハート(母の父サンデーサイレンス)
2007年2月12日生 牡4 美浦・松山康久厩舎厩舎
20戦4勝(2011年5月28日現在)
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なお、一昨年の天皇賞馬で2番人気のマイネルキッツは、パドックは落ち着いて周回していましたが、レースは中団から伸びきれず8着とちょっと衰えを感じさせる内容だったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したキングトップガン君を掲載します。


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パドックは、8歳馬とは思えないほど元気一杯、落ち着きも十分で力強く周回していました。

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鞍上の横山典弘騎手は、昨秋の落馬骨折以来、ちょっと元気がありませんでしたが、昨年のオークス以来となる久々の重賞勝利となりました。なお、レース後のインタビューで「51キロは楽ですね。馬の加速が全然違いました。元々力はあった馬ですが、体質が弱くて骨折したりしていましたが、最近は馬もしっかりしてきたようです」とコメントしていました。

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8歳春での初重賞制覇ということで、関係者の喜びは大きいことでしょう。今日は、本当におめでとうございました!

キングトップガン
父マヤノトップガン 母グリタリングフラワ(母の父マルゼンスキー)
2003年4月24日生 牡8 鹿毛 新冠・北星村田牧場生産 栗東・鮫島一歩厩舎
35戦6勝(2011年5月28日現在)
(重賞勝利)2011年目黒記念(GII)

by Yuuichiro_K | 2011-05-28 20:39 | 11年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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