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2010年 03月 21日

阪神大賞典はトウカイトリック、スプリングSはアリゼオが制す!

「阪神大賞典(GII)は、古豪トウカイトリック(牡8)が5度目の挑戦で見事制す」
今日、阪神競馬場で行われた天皇賞(春)のステップレース・阪神大賞典(GII、4歳上・芝3000m)は、藤田伸二騎手騎乗の5番人気トウカイトリックが、中団追走から直線馬群を割って伸び、外から伸びた4番人気ジャミールとの接戦をクビ差制して優勝しました。

☆阪神大賞典結果
1着△トウカイトリック (藤 田)3'07'3(良)
2着▲ジャミール    (安藤勝)クビ
3着◎メイショウベルーガ(池 添)ハナ
4着 アサクサキングス (岩 田)1 1/4
5着△ホクトスルタン  (武 豊)1

生粋のステイヤー・8歳の古豪トウカイトリックがゴール直前の激戦を制し、阪神大賞典5度目の挑戦で嬉しい初制覇を飾りました。
彼は、このレース過去5年、全て5着以内に好走していましたが、年々順位を下げていただけに、8歳での勝利は本当に見事でした。
ただ、現在の古馬長距離路線の層の薄さを感じてしまった一戦でしたね。

トウカイトリック(撮影日2010年2月14日・ダイヤモンドS)
父エルコンドルパサー 母ズーナクア(母の父Silver Hawk)
2002年2月26日 牡8 鹿毛 三石・土田扶美子生産 栗東・野中賢二厩舎
42戦8勝(2010年3月21日現在)
(重賞勝利)2010年阪神大賞典(GII)、2007年ダイヤモンドS(GIII)
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「スプリングSは、アリゼオが鮮やかに逃げ切って初重賞制覇」
今日、中山競馬場で行われた皐月賞トライアル・スプリングS(GII、3歳・芝1800m)は、横山典弘騎手騎乗の2番人気アリゼオがスタート直後からハナを切ってマイペースで逃げると、直線も脚色衰えず後続を振り切り、好位4番手から伸びた10番人気ゲシュタルトに1馬身差をつけて優勝しました。

☆スプリングS結果
1着 アリゼオ     (横山典)1'48'2(良)
2着 ゲシュタルト   (勝 浦)1
3着 ローズキングダム (小 牧)アタマ
4着 サンライズプリンス(北村友)1 1/4
5着 バシレウス    (蛯 名)クビ

前走、共同通信杯で1番人気に応えられず3着に敗れたアリゼオが、見事巻き返して嬉しい初重賞制覇を飾りました。
今日のパドックは、イレ込み気味だった共同通信杯と違って、快勝したホープフルSの時同様、落ち着いて周回していました。今日はレースでも力むことなくマイペースの逃げを打つことができ、危なげのない勝利となりました。

2着のゲシュタルトは人気薄でしたが、パドックは落ち着きもあり、踏み込みも力強くなかなか良く見せていました。決してフロックではないと思います。
なお、単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推された2歳王者ローズキングダムは、相変わらず落ち着き十分で決して悪くないデキに見えましたが、レースは4コーナー手前で手ごたえがあまり良くなく、直線は必死に前を追ったものの3着が精一杯で、人気を裏切ったのは残念でした。また、3番人気のサンライズプリンスは、パドックでイレ込みがきつくあまり良く見えませんでしたが、それでも4着と力のあるところを見せてくれました。

2歳王者が敗れたことで、本番の皐月賞の行方がますます面白くなってきました。また、昨日の若葉Sを無敗で制したペルーサに続き、関東からクラシック候補が出てきて嬉しかったです。なお、ペルーサは皐月賞を回避して、ダービーを目標にするようなので、その分もアリゼオには本番の皐月賞を頑張ってもらいたいです。

アリゼオ(撮影日2010年2月7日・共同通信杯)
父シンボリクリスエス 母スクエアアウェイ(母の父フジキセキ)
2007年3月12日生 牡3 黒鹿毛 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
4戦3勝(2010年3月21日現在)
(重賞勝利)2010年スプリングS(GII)
阪神大賞典はトウカイトリック、スプリングSはアリゼオが制す!_b0015386_2352277.jpg


by Yuuichiro_K | 2010-03-21 23:44 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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